焼肉定食は弱肉強食の夢を見るか
「パッケージまで含めての音楽、そして愛」「データなんて味気ない。人間味が足りない」「小さくて軽けりゃお前らそれでいいのか」「アルバムという単位をずっと大切にしていきたい」・・・などなど。数多のアジテーションを振り撒きながら断固CDウォークマン主義、反iPodの陣に誓いと操を立てていた私が、たまたま財布に3万入ってたというだけの理由&ノリで勢いiPodを購入したのが2007年1月の初頭。
・・・1ヵ月後、そこには「もうiPodなしじゃ生きていけない!」とリンゴマークに忠誠を捧ぐ俺の姿が!
というわけでiTunesの再生回数上位を中心にMy Listening '07を回想しようと思います。もちろん買ったCDを必ずしもインポートしているわけじゃないし、レコードもあったり、音源はそれほど聴いてないけどライブで見て大好きになったバンドやミュージシャンとか、これが全てではありませんが「記録で振り返る2007年」てことで。記憶も込みの回想録は次回(予)
- 2007年リリースの新譜のみ、ただし06年末のものを若干含む
- ジャケットの用意できないものがいくつかあったので自作の「Sorry, No Image」ネコ画像をご用意しました(キメ細やかな心遣い)
- これ書くためにiTunesいろいろいじってたら、右上の虫眼鏡の小窓にタイトルの一部とか入れると自分のiTunes内をクロールできるって今日初めて知りました。何この機能超便利なんですけど
- ぼくのiPodの名前は「ion」です
- あやまりません
■2007 Albums
Deerhoof/Friend Opportunity
Deerhoof/Live And Goodies
Boredoms/Super Roots 9
LCD Soundsystem/Sound Of Silver
Annuals/Be He Me
Lucky Soul/The Great Unwanted
Tunng/Good Arrows
細野晴臣トリビュートアルバム
De De Mouse/Tide Of Stars
World's End Girlfriend/Hurtbreak Wonderland
Bacanal Intruder/Lulo
Flying Rhythms/Rhythm Mebius
Fulborn Teversham/Count Herbert II
どれもかなり聴き込んだ感のある作品ばかりですが、中でもアタマ2つ抜けてるのがDeerhoof 「Friend Opportunity」とBoredomsで、どちらもFuji Rockの前後(特に後)死ぬほど聴き倒しました。
Deerhoofのもう1作は、オフィシャルにフリーでアップされていた(今もう消えちゃってるかな)ライブ音源&レア・トラックスで「Live And Goodies」というタイトルも正式に付いてたものではありません。でもこんなすげーのタダでいいの? マジで? て言わずにいれないくらい、ずっしりたっぷりの濃すぎる中身で「Friend」に負けないくらい好きです。
AnnualsとTunngも相当ヘビー・ローテだったかな、あー俺きっと一生こういうの好きなんだろうなー、と思う。トリビュート・アルバムとかの類いは基本、信頼も期待もしませんが細野さんのは出色。選出と直接は関係ありませんが、07/08の年越しをUNITにしたんですけど、2007年最後に聴いた曲がTakimi KenjiさんのかけたLCD Soundsystem 「All My Friends」だったのでLCDにも今年ずいぶんお世話になったなー、と、そのとき思ったのでした。
■2007 EPs
ゆらゆら帝国/美しい
Andrew Weatherall/The Bullet Catcher's Apprentice
髭(HiGE)/ボニー&クライド
曽我部恵一BAND/魔法のバスに乗って
Tha Blue Herb/Phase 3
Mass Of The Fermenting Dregs/キラメタル
Hasymo/Rescue
ゆらゆら帝国はアルバム「空洞です」も当然大好きなのですが、先に出た「美しい」を尋常でないくらい聴きまくったのでアルバムは外してこっちを入れました。再生回数でいうと次点が髭かな、これも狂ったように聴いた。曽我部さんのは「曽我部恵一BAND」名義の初スタジオ音源(3曲+Dub 1曲)で、今んとこライブ会場限定販売とのこと。
マスドレさんは来週いよいよデビュー盤が出ますね、「キラメタル」は3曲入りのDemo集です。ガールズ・トリオっていう立ち姿の強烈さも込みで超かっこよかったので後藤さんの脱退は本当に残念・・・(て、デビュー直前にネガ発言でごめんなさい)
■2007 Songs
こちらはアルバムとかEP/シングルっていう括りじゃなしに、曲単位で特に良く聴いたもの
木村カエラ/L.drunk
Mr.Children/しるし
□□□/Golden King (inst.)
Deaf Stereo/Youth In Movement
フジファブリック/Surfer King
Sugiurumn/Travelling
マキシマム・ザ・ホルモン/恋のメガラバ
2006年ぼくにとって最大の喪失は言うまでもなくNATSUMENの休止ですが、そんな中2007年AxSxEさんから届けられたEndless Summer Sound爆裂なカエラさんの「L.drunk」は心の底から嬉しかったし興奮しました。「しるし」もめちゃくちゃ好きだなー、ド名曲じゃないすかこれ。ぼくは中3でミスチルに人生変えられるくらい強烈に打たれた人間なのですが、この曲で10年越しの「あの感覚」を瞬間、取り戻せた気がします。
「Golden King」はヴォーカル入りも好きだけど、とにかくトラックにハマってインストばっか聴いてた。そういえば何月だったかUNITで□□□を見た後、B3のSALOONでトイレ待ちの列の隣に並んでた気の良い兄ちゃんと意気投合し・・・たかと思ったら「俺ねー□□□でベースのサポートしてるんだけど」とか言われてえー! てなったことがありまして、そんな気の良いシゲさんがこのたび□□□に正式加入だそうです、がんばってください!
なぜか1年遅れで「メガラバ」が入っておりますが、1年遅れで知って1年遅れで夏頃めちゃくちゃハマったわけですけど、07年のアルバムにも入ってるようなので問題なし。
■2007 Cokes
Cokesて何よ、という話ですけど例のCoke×iTunesキャンペーンで5曲DL権をいただきまして、それで購入したのが以下5つです。なので上記の「Songs」と括り的には同じですけど、なんとなく分けてみただけ、です。あの試み良かったなー、また近々やってほしい。
Franz Ferdinand/All My Friends
Battles/Atlas
Just Jack/Glory Days
The Broken Beats/Essentials
Eccy+Shing02/Ultimate High
以前も書きましたが、Franz FerdinandのLCD SoundsystemカバーはJoy Divisionド直系で最高にかっこいい。オリジナルも好きだけど、それ以上に好きで良く聴きました。BattlesはFuji Rockでやっと見れて強烈すぎて、特に「ドラムすげー! あれ絶対ぇ人間じゃねーよ。アーミー出身かロボのどっちかだよ」とか盛り上がってたら、その映像がニコニコ動画に上がってて「ドラムはサイボーグ」タグが付いてたのを発見したとき、とても感動しました。