本を読んでいると、「ああ、これは、別の本の中で別の作家が書いていたことと同じだ」と感じることがある。そういうときには、面倒がらず、一段落ついたときにでも、以前に読んだその本を開いてみよう。
 ほとんどの場合、両者がいかに違っていたか、つまり、自分の錯覚だったことに気がつくものだ。人間の記憶とはアテにならないもので、そうして確認してみると、単に今読んでいる本に引きずられて、前に読んだ本の内容が歪められていただけだということが多い。

平野啓一郎 「本の読み方」 (ISBN:4569654304


 どういうことかというと、先日ラジオの公開生放送でキリンジのアコースティック・セットを見たんですけど、司会のクリス・ペプラーさんが掴みで「どうもーキリンジ堀込高樹さんと、ケン・イシイさんです」「・・・いつもそれ言いますよね」っていうやりとりを聞きながら、ぼくは「いや、泰行さん坊主にしたら絶対高橋名人に似てる!」と力説してたわけですが

名人 泰行さん


 ・・・な?


 そんでじゃあついでに「それより高樹さんは特命係長のイケてないときに似てる!」っていう人(g:gelsomina:id:loomer)の主張も検証してみましょうか。

係長 高樹さん


 結論としては「お前らちゃんとライブ見ろよ」って話ですかね。ところで名人と係長は、これ2人でポップスのユニット組んだら良い具合に化学反応して名曲つくれちゃいそうな、どこか近しいオーラを感じさせます。