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 ええと。ぼくの言いたいのは「お前ら今こそ青春のB級少女漫画を見直そうぜおい」ってことです。いや別に お前ら 皆さんの青春がどうだったかまで知りませんけど、てゆーか「あたしゃ今でも現役バリバリなんだよコノヤロー」と吠えたいお登勢さん風の方々もいっぱいいると思いますけど、だからもうごくごく私的なぼくの感想に過ぎないんですけど最近、中〜高時代に読み耽ってた少女漫画を読み返してる時間が多くて、で、読んでると甘酸っぱい懐かしさが突風のごとく込み上げてきたりとかもして、つまりとても面白い。

 まぁ速攻で否定するけど「甘酸っぱい」っていうのは嘘で、ぼくは中〜高ずっと男子校っていうグレイの青春で、赤いちゃんちゃんこ似合いまくりでちょっとシワシワでシュガー・ボーイな感じの6年間だったわけですが、中でもわりかし「それ系」濃度の高い文化圏に属していたのもあって、姉も妹もいないけど少女漫画に不自由しない環境でした。みんな平気な顔して持ってくるんで、ぼくも普通に読んでましたよ少女漫画。特に高2の授業中が多かった・・・っていや誰もそこまで聞いてない。


 すごい今更感の漂うリファであれなんですけど、こういうの(id:Nayuta:20040714#p2。というか主に id:Nayuta:20040714#c のほう)見るとね。案の定(と言ってしまって良いんだろうか)男子も少女漫画って結構みんな読んでるみたいで、それは「あ。だよねだよね。読むよね普通に」って感じだし、あと少女漫画を読むその男子諸君が眼鏡をかけているかいないか。の話はひとまず置いといて(笑)プラス思ったのは「でも少女漫画って一口に言ってもいろいろあるよね」っていう話。

 わかりやすく言えば、ぼくは男子が少女漫画を読むのじたいは全然アリだと思うんですけど、そのうえで「男でもそれほど人目を憚らずに読める系のと、読むぶんには良いけど読んでるってバレるとさすがにちょっと恥ずかしい系があるよね」ってこと。恥ずかしいっていうか、なんだかくすぐったい感覚に近い、かな。


 それがつまり最初に言った「ちょっと恥ずいんですけど」の部分であり、また「B級」と表現した意味でもあるわけですが、ゆえにここでの「B級」は作品の完成度が云々の話じゃなく、また少女漫画の文法をどれだけ踏襲・多用してるかっていう、いわゆる「少女漫画度」みたいのとも微妙に違って、もっと安っぽい・・・噛み砕いて言っちゃえば「その単行本、男子のあなたはどのくらい抵抗なく本屋のレジに持ってけますか度」みたいな感じで、その「恥ずかし感」を無意味に演出したくてこれを「抵抗少女度」と、あえて卑猥っぽい響きで表現してみます。いや「したくて」の意味がわからない。

 細かく分けすぎるとキリないんで、まず大雑把に3分割。