小説を読んでて、活字から連想する登場人物のイメージが、何か漫画のキャラクターとか実在の人物と結びついちゃうことってないですか? ないですかっていうか、あるよね絶対。ぼく今「ロッキン・ホース・バレリーナISBN:4840111227)」を読んでるんですけど、簡単に説明すると「野原」っていう青春パンク・バンドがいてですね。そのマネージャーが「得さん」ていう38歳のオッサンで、野原の面々は得さんのハイエースに乗り込み初の全国ツアーへ出るんですけど、その矢先に「町子」っていうヤバイ女のコを拾ってしまい・・・的な話です。ロード・ムーヴィーっぽいね。

 で、その町子と得さんのやりとりとかいろいろあるんだけど、これ読めば読むほど「ピューと吹く!ジャガー」の、高菜とガリクソン増岡(ガリプロの社長)にしか思えないんですよ。もう俺ん中で完全に得さん、グラサン&栗頭キャラ確定なわけですよ。どこにもそんな表記ないけど。得さんが町子にシバかれるシーンとか、始まった瞬間 My 脳内は「じろじろ見るなっつってんだろこのゴリクソンがぁーっ!」って平手打ち食らう増岡に自動変換で大変なんですよ。得さんのちょっと良い話な過去とか中盤に少し入るんだけど、いかんせんルックスがガリ増だし、ほろりもしんみりも皆無ですよね。純度100%の爆笑ですよ。


 ・・・で、ここまで書いて「だから何?」って話なのに気づいた俺が今ここに存在するわけですけど、いや別にそれが言いたかっただけなんですけど、まぁ試しに「ジャガー」知ってる人「ロッキン・ホース・バレリーナ」読んでみてください。ほんとガリ増ですよ。「ロッキン」読了者は、騙されたと思って「ジャガー」6巻の第117笛を見てください。ね、これ得さんぽくない? ぽくないっていうか得さんじゃない?

 ハイそんなわけで「リサイクル・第5回」はフジ・ロックの話(後編)でーす。バ・・・バカお前、2回連続なのはそれだけ俺の苗場愛が強いってことだよ。今年もあと2ヵ月切ってるし、ふつふつとまたフジ熱着火中なんだよ。なんだってば。掘り返し尽くしてもう他にリサイクルできる資源切れとか間違ってもそういうんじゃないから! 違うから!