んで上んとこにも書いてます(Mr. Jim O'Rourke decided to concentrate full-time on his Japanese studies of language and film)けど、そういえば「intoxicate」の最新号に「最近つくづく思うこと。」っていうお題でジム・オルークも寄稿してまして、ちょっとだけ抜粋すると(すべて表記は原文ママ

 最近、一曲を何週間も聴き続けることにはまっている。こんなに長く聴き続けられるのだから、まちがいなくすばらしい曲なのだろうし、そんな正真正銘のマイ・フェイバリット・ミュージックというといえば・・・

 『ほうろう』は、J ポップ黄金期における僕のフェイバリット・アルバムと言えそうだ。完璧なアルバムのひとつ、であり, 永遠に輝き続ける星座を成すかのように星が並んだまれな瞬間のひとつのように思える。もうひとつ特筆すべきは細野晴臣のベースだ、それは驚愕に値する、とても機能的であり、音楽的、新しく、はつらつとしている。

 ピーター・ワトキンスは興味深いイギリスの映画監督で、ドキュメントともフィクションともはっきりしないような手法を用い、どんな社会にも共通する管理システムを題材にした説得力にとんだ、色あせない作品を制作している。僕が好きなのは、『Privilege』だけどこれはまだ DVD 化されていない、だけど『The War Game』、『Gladiators』が復刻され、『Punishment Park』というすばらしい作品はすでに復刻済みだ。どれもすばらしい。


 ・・・これ明らかにジム自身の書いた日本語ですよね、誰かが和訳したんじゃなく(もしかしたら手直し程度は入ってるかもしれないけど、たぶんそれもなさそう)。つーかもうほぼパーフェクトじゃん、て感じですけど。や、なんか「日本語の勉強しにソニック・ユース離れます」って聞いたとき、あ、い、う、え・・・お・・・・・・って書き取りしてるジムさんが強烈に浮かんでそんなイメージだったんだけど、予想の70光年先を行く日本語使いっぷりで驚いた。情熱ってすげー。

 あ、そうそう「intoxicate」最新号(つっても出たの4月ですけど)は、巻頭特集の「不破大輔×勝井祐二×畠中実」鼎談と「古川日出男×小沼純一」対談の2つだけでもまるごとバナナ3本ぶんくらいおなかいっぱいの充実ぶりなので未ゲットのお前は明日さっさとタワレコ行ってついでになんかパン買ってこい、生クリーム系は避ける方向な!