My love is like a red, red rose


 〜前回までのあらすじ〜

 バスで隣り合わせたおじいちゃんの Let's 待ち受け☆孫画像大作戦に思わずほっこりさせられてしまった am 少年は「この気持ちを川柳にして、お〜いお茶のペットボトルに載せる」と決意。さっそく

  待ち受けに 孫見て笑う おじいちゃん

 と詠んでみたものの、けどこれ

 毎年お年玉んときだけピンポイントで顔出すくせに普段は会いに来てくれる素振りの1つさえない孫に、でも会いたくて仕方なくて待ち受け画像で眺めて思いを馳せとるんじゃよーおじいちゃんセツナス (´・ω・`)

 な感じっぽくてあれちょっとどうしよう・・・と、ひとり途方に暮れるのであった。


 立ちはだかる現実という名の高い壁。 am 少年は活路を見出せるのか?

 状況は未だ向かい風、明日はどっちだ?(おじいちゃんの)

 ところで27歳で「少年」を自称するのは道義的にアリなのか?(なんていうか人間の)


 あらゆる緊張を孕みつつ、そして物語は次なる局面へ・・・!


 というわけで、えー、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますけれど NATSUMEN の活動休止が公式にアナウンスされました。出演予定だった「Ultimate Muzik! Fes '06」の入口の張り紙*1 で寝耳に水、な方も多かったようですが、だいぶ前(具体的には、現時点でのラスト・ライヴとなった9月1日の公演直後)から「次に、何かしら変化がある」というのはわかっていました*2

 とはいえその後、公式の発表は一切なく、解散か。休止か。メンバー交代か。詳細のまるでわからないまま、暗澹たる気持ちで2ヵ月弱を待ちました。そしてようやく昨日、休止、と。


 2ヵ月弱を待つ間に、自分の中で、気持ちの整理・・・という言い方はおかしいか。どうなるか知らないのに。どういう結果であれ受け止めれる覚悟というか。歯ァ食いしばれてたつもりだったんですけど、やっぱりそれでもいろいろ、堤防が何ヵ所か決壊するようなですね、耐えきれない重たさとか。

 「嫌味なくらいあっさり割り切れ」るどころか、解散かどうかも確かでない、不安要素が1つぽん、と飛んできただけで滑稽なほど狼狽えてしまった2ヵ月前*3 より、だいぶ今は落ちつけているけれど、ほんの少し気を抜くと、どうしようもない虚無感に飲まれてまた落ちる。NATSUMEN に代り出演した AxSxE&the Atami Rainbow Bridge は総勢9人。NATSUMEN より1人多い、のに、それほど広くもないステージの、ところどころに見える・・・というより感じれてしまう、あるべきもののない寒々しさ。大切なものの抜け落ちてしまった、空洞。それを今すぐ埋めるのは無理でも、せめて掻き消してくれる音さえあれば、いくらか気楽でいれたんだろうか。

*1:http://www.geocities.jp/summerphase/summerend.JPG

*2:蔦谷さん(http://ko1sound.com/)の、9月2日の日記を参照

*3:id:pillsto:20060906