CAPITALISM A 渚の GO GO ガールズ・ブラボー in 東京


 うるさい俺は今日も金の話をする。

 給料が入った (´・ω・`) 嬉しい (´・ω・`) 死ぬほど嬉しい (´・ω・`) 小躍りしたいくらい嬉しい (´・ω・`) リズミカルに舞いたい (´・ω・`) 飛び跳ねたい (´・ω・`) 私は貴方の POP STAR になりたい (´・ω・`) ・・・のに何故だ、句点がオートでしょぼくれ顔に変換されてしまうのは (´・ω・`)


 ぼくが今朝、見た夢をお話しします。


 念願の給料が入って嬉しくて小踊って舞って飛び跳ねて POP STAR 化しているぼくのところへ(このへんがまたぴったり現実とリンクしてやがって憎たらしい)電話がかかってきました。ぼくはもう軽く舞い上がっちゃってますから、平常時より当社比だるさ120%減の、とてつもなく陽気な声で「はーい、もしもしー?」

 「もしもしー、どうも TSUTAYA 日吉店ですが」

 「あー、はいはいどうもー。えーとなんですか?」

 「お客様のレンタルしている DVD についてですが」

 「あれ? ぼく借りてましたっけ何か?」

 「はい。○○ と △△ と ×× の3点ですね」

 (まったく身に覚えがないけど、とりあえず)「じゃー探してすぐ返しますー」

 「お願い致します。なお延滞料金も発生していますので」

 「はい・・・えっと、それって幾らですか」

 「今日、今現在で、DVD 3点で41日の延滞ですので36900円です」

 「えー!!!」

 「結構な金額ですが、申し受けますのでよろしくお願いします」

 「いやいやよろしくないよ! ていうかシャレになってないから! 死ぬからそれ!」

 「しかし延滞はお客様の責任ですので」

 「いや死ぬからマジで! ほんと死ぬから!」

 「よろしくお願い致します」

 「ていうか、なんで今頃なんですか! ひどすぎないですかそれ。せめて1週間とかの時点で連絡してくれれば良いじゃないですか!」

 「こちらからは、ずっと連絡していましたが」

 「いや貰ってないです・・・っていうか死にます」

 「そちらの電話がまったく繋がらなかったので。延滞3日めの時点から、今日まで毎日必ず最低1回は電話しつづけたのですが」

 (ここで唐突に、そういや電話代が払えなくて昨日までずっと携帯止まってたのを思いだして)「ぎゃー!!!」

 「ですので、お客様の責任ということに・・・」

 「すいません俺です・・・ていうか死にます。死ぬべきです。ていうか3万とかってほんとなんですか・・・?」

 「今日中にお返しいただければ36900円です」

 「正気の沙汰じゃない金額ですね・・・」

 「そうですね・・・」


 ・・・そしてここで目が覚めた! なんつーか、もう俺史上最低に地味で最悪な目覚めでしたよ。超脂汗かいてた。ほんと笑えねー。夢ってわかった瞬間、心底ほっとしたんだよ。あのね、ゆっとくけど俺、一応もう26だから。26で、この悪夢はちょっと切なすぎるからマジで。こんな地味に最悪な目覚めとか、ほんと2度とヤだから。私もう誰にもじゃがいもの皮なんて齧らせたくないから。だからマハティ、あんたは立派な王様になってね・・・。