Music For Technocrat


 改めて片づけに再び帰省してました2泊3日。これについては「どうせお前、帰っても次は「スラムダンク」と「赤ちゃんと僕」読んで時間切れで全然片づかねーんだろハゲが」的クソ世論がまことしやかに席巻してたようですけど、言っとくけどそうそうお前らの考えるばかりに事が運ぶと思ったら大間違いだボケ! 死ねー! くらえ特大元気玉ー!


 というわけで「Banana Fish」と「カリフォルニア物語」と「河よりも長くゆるやかに」を通読して無事、帰還しました俺一等兵吉田秋生いいっすね。あの乾いた感じとか。未整理の段ボール群の1箱めを開けた瞬間、中から「Banana Fish」の1巻が出てきて「あ、やべ」と思ったら案の定やばかったです。魔物(時間を食べる系の)がわんさか入ってました。

 ていうかさ実家て魔物だらけじゃね? 特に押し入れとかやばい。いや俺も「つか、いいかげんマジで片づけないとシャレんなってないかも」て一応、思って今回こそ取り掛かってはみたんですけど、とりあえず押し入れの封印を解除してみたところ、のっけから凶悪すぎる魔物の群れがビッグ・バンしてて瞬殺されました。だってお前、中学生時代の文集とか狂器ですよ。ていうのは狂気と凶器を掛け合わせた造語ですけど、とにかくマジそんな感じ。おそるおそる自分のページを開いてみたら0.1秒で失明した。速攻で再封印してドア閉めました、バン! 二度と開けたくない。いっそ火事で全焼とかしてくんねーかな実家・・・て思いました。不謹慎な言い方ですけど、わりと本気でそうなってくれたらタマシイ的には救われるはず。


 まぁそんなことより「Banana Fish」のシン君を見てたら「うわ、なんかアイツに超似てる」て、ふと思って「えーと誰だっけアイツ・・・あー思いだせないけど、なんか別の漫画に、こいつそっくりなキャラ絶対いたよ」「なんだっけなー」「うわほんと思いだせない」「つーかけど超似てる。似すぎ」「えーとえーと・・・」って2泊3日の間、悶々としたまま喉につっかえつづけてた謎が、今さっき、不意に解けて今ぼくはとても清々しい気分なんですけど、まさかその答えが「YASHA」でした、なんて口が裂けても言えませんので清々しい気分のまま終り。